夫がひと仕事終えて、ダイニングにおりてくる。
すでに食事を終え、本を読んでいた私は、本を閉じ、目玉焼きにするか、ゆで卵にするか尋ねる。
目玉焼きトーストと、ハムチーズトーストと、果物と、ヨーグルトと、コーヒーを用意する。
食事をとる夫をみながら、夕食の下準備をする。
外は青空。
音楽はハワイアン。
なんともいい時間。
夫は、「いくらですか? また来ます。」と言いながら、仕事にもどっていく。
夫が自宅で仕事をすることも、私が夫にあわせて食事を作ってあげられる余裕があることも、今までなかったこと。
こんな暮らし、どうして今までできなかったんだろう。
こんな時間 人生で初めて。