またひとつ終わった。
なくなった。
さよならなんだ。
わかった。
私にとっては、昨日までの、さっきまでの幸せがふっとんだ今日だったけど、
あいつにとっては、待ちわびた今日だったんだ。
時限爆弾をずっと持っていた。
6年間もっていた。
なんというやつ。
これはもう、どうにもならない。
悲しいねえ。
6年間も嫌われてて、恨まれてたなんて。
怖い。
こんな結末がまってたとは。
わたしはそんなひどいことをしてきたのだろうか。
話をしたらきっと、いろいろ言われるんだろう。
もう、会わないほうがいい。
話さないほうがいい。
どろどろになる。
今日会えなくてよかった。
たとえ修復しても、もう信じられない。
普通に会話してても、その裏で何を考えているかわからない。
また、いつ裏切られるかわからない。
失った。
わたしは何が悲しいのか。
気持ち悪いのか。
モヤモヤしてるのか。
6年間、嫌われていたのに、それに気づかなかったことだ。
うまくいってると、思ってたことだ。
すべての会話が気持ち悪いな。
うわっつらの会話か。
申し訳ないな。
もう、元には戻れない。
もう、盆も正月もない。
悲しいな。